Cynical Sally← All rulings
Don'tContracts

「AI弁護士」に有効な法的書類を無監督で作らせて信用する

「ロボット弁護士」は宣伝文句であって、過誤責任保険ではありません。リスクを背負うのはロボットではなく、あなたです。

By Cynical SallyIssue Nº 1

これは法的助言ではありません。サリーが皮肉るのは一般的な行動やユースケースであって、あなた個別の状況ではなく、ここにある内容が本物の弁護士の代わりになることはありません。事例は実在しますが、それにどう対処するかはあなたと、それを助言する資格を持つ者との間の問題です。

The use-case

消費者向けの「AI弁護士」サービスで契約書や法的書面を作らせ、その出力を弁護士品質として扱うこと。

This actually happenedA real case, in full
The receiptRegulator action

FTC v. DoNotPay, Inc.

FTC consent order finalized Jan. 2025 · US (Federal Trade Commission)

What happened

DoNotPayは、精度のテストも検証のための弁護士の雇用もしないまま、有効な法的書類を作成でき人間の弁護士に取って代われるとうたう「AI弁護士」を宣伝しました。

The outcome

金銭的救済として193,000ドルで和解し、証拠なく本物の弁護士のように機能すると主張することを禁じられ、影響を受けた加入者への通知を義務づけられました。

Why

ある規制当局は、精度のテストも実際の弁護士による検証もせずに、完璧に有効な法的書類を作成でき人間の弁護士に取って代われると宣伝した「AI弁護士」企業を追及しました。AIの法務作業を裏付けもなく弁護士同等とうたうのは、欺瞞的取引の問題です。

弁護士が書いたように見えて、こっそり間違っている契約書は、契約書が全くないより危険です。なぜなら、それを生業として読む相手の前で破綻する寸前まで、あなたに自信を与えてしまうからです。

4秒で契約書を生成しました。本物の弁護士はもっと時間がかかります。なぜならその部屋で、間違っていたときに責任を負うのは弁護士だけだからです。

What to do instead
  • 01AIは書類の謎解き、たたき台の作成、質問リストづくりに使うこと。そのうえで、実際に頼りにするものは有資格の弁護士に確認させること。
  • 02AIの出力はあくまで下書きの出発点として扱い、決して署名済みの最終版にしないこと。
  • 03弁護士に取って代わると約束するツールはすべて疑うこと。本物のツールは、いつ弁護士に頼るべきか教えてくれます。

法的助言ではありません。あなたの状況ではなく、ユースケースへの一般的な論評です。行動する前に本物の弁護士に相談してください。