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Recipe · How to / How not to

レシピの書き方(そしてやってはいけない書き方)

パスタに塩がいると知るために、誰もあなたのおばあちゃんのトスカーナの別荘をスクロールして通り過ぎたりしない。

By Cynical SallyIssue Nº 1

シピとは料理を作るための手順書だ。仕事はそれだけ。いつの間にかインターネットは、それを回想録にも、SEOのゴミ捨て場にも、2009年に飼っていた犬を悼む場所にもしてしまった。読者は空腹でやってきて、片手にスマホ、きれいな指は一本だけ、鍋の前に立っている。あなたの生い立ちなど聞きたくない。欲しいのはグラム数だ。

This is what you getA real Full Truth, in full
Cynical SallyRecipe

The Full Truth

on 700語の前置きが付いた、あるフードブログの「クリーミーガーリック・トスカーナパスタ」レシピ

4.1
out of ten
あなたは行ったこともないトスカーナの別荘に700語を費やし、ニンニクの量にはゼロ語。私が必要だったたった一つの数字が、レシピではなく旅行日記の中にある。
The Investigation
  1. 01

    レシピが前置きの人質になっている

    Critical

    700語と4枚のライフスタイル写真が、読者と材料リストの間に立ちはだかる。誰かが「パスタ」にたどり着く頃には、湯は吹きこぼれている。材料と手順1をスクロール不要の位置に移し、「レシピへ飛ぶ」ボタンを付けよう。どうしても別荘の話を残したいなら、レシピの後に置けばいい。それを読みたい二人がそこで見つけられる。

  2. 02

    読者が心を読めると思い込んだ分量

    Critical

    「ほうれん草一握り」「ニンニクをたっぷり」「生クリーム」。生クリームはどれだけ?何人分?誰の手の一握り?グラム数と容量の目安(ほうれん草250g / 大きめ二握り)を示し、「ニンニク4片、薄切り」と明記し、出来上がり量を「4人分」と記す。レシピは契約であって、雰囲気ではない。

  3. 03

    火の通り具合の目安がない時間

    Notable

    「ソースを5分煮る」では何の役にも立たない。私のフライパンとあなたのフライパンは同じではないからだ。すべての時間を、五感で確かめられる何かに結びつけよう。「4〜6分煮て、スプーンの背を覆うほどとろみがつき、指でなぞると線がきれいに残るまで」。これでどんな台所でも、どんなコンロでも通用する。

The Copy Clinic

クリーミーなガーリックパスタには、私をトスカーナのなだらかな丘へとまっすぐ連れ戻す何かがある。黄金色の光が糸杉に降り注ぎ、暮らしがただゆっくりと流れていく場所へ...(さらに680語続く)

クリーミーガーリック・トスカーナパスタ。4人分。下ごしらえ10分、合計25分。大きめのフライパン一つと鍋一つが必要。コツ。水を切る前にゆで汁をカップ一杯取っておくこと。これがソースを滑らせず絡ませてくれる。[レシピへ飛ぶ]

生クリームをひと回しと、ほうれん草を一握り加え、いい感じに見えるまで全体を煮詰める。

生クリーム250mlを注ぎ、ほうれん草200gを加える。中火で4〜6分煮て、ほうれん草が完全にしんなりし、ソースがスプーンの背を覆うまで。

The Action Plan
  1. 1前置きを二文に削り、完全な材料リストと手順1をスクロール不要の位置に移し、一番上に「レシピへ飛ぶ」ボタンを置く。
  2. 2すべての分量をグラムと容量で書き直し、ニンニクの片数とミリリットルを正確に示し、最初の手順の前に出来上がり量と合計時間を記す。
  3. 3時間を伴うすべての手順に感覚的な火の通り具合の目安(「きつね色になるまで」「スプーンを覆うまで」)を添え、別のコンロでもレシピが通用するようにする。
  4. 4出来を左右するたった一つの技術(ゆで汁を取っておく)を、一番上の一行の「コツ」枠に引き出し、それから一度も作ったことのない人に全体を試してもらう。
Yours for the price of a coffee.Printed with disdain
Your turn

That was a stranger's recipe. Drop yours, I will go just as hard.

One coffee, from €2,99. No mercy.

良い知らせ。レシピはウェブ上で数少ない、「役に立つ」と「美しい」が同じ一手になるものだ。明確な分量、本物の時間、本当に重要なたった一つの技術。出しゃばらなければプロに見える。本題を700語の下に埋めれば、広告表示数を稼ぐために水増ししている人に見える。まさにあなたがやっていることで、誰もが気づいている。

How to do it right
  • 01材料リストと最初の手順を、スクロールしなくても見える位置に置く。読者はコンロの前に立っている。それを尊重しよう。
  • 02分量は重さ(グラム)に加えて容量でも示し、フライパンのサイズ、火加減、火の通り具合の目安(「スプーンの背を覆うまで」)を書く。ただの分単位ではなく。
  • 03料理の出来を左右するたった一つの技術を名指しし、その理由を一文で説明する。それが誰にもコピペできない価値だ。
  • 04各手順は、読み返さずにできる一つの動作として書く。「海の味がするまで湯に塩をする」は、シチリア旅行の段落に勝る。
  • 05「レシピへ飛ぶ」ボタンと、正直な出来上がり量、下ごしらえ時間、合計時間を一番上に添える。信頼があれば人は戻って読んでくれる。
How not to
  • 材料が一つも出てこないうちに、季節や子供時代や「この素朴な一皿」について700語で書き始めること。
  • 曖昧な分量。「バジル一握り」「オイルをひと回し」「お好みで味付け」が味付けの全説明であること。
  • 感覚的な目安のない時間。「10分加熱」がガスコンロでは焦げ、IHでは生のままになる。
  • 16枚の写真による手順紹介。どの写真もわずかに角度を変えただけの同じベージュのフライパン。
  • 肝心の技術(「ゆで汁を取っておく」)を手順7に埋め、慌てている料理人が間に合うように見つけられないこと。