求人票の書き方(と、やってはいけない書き方)
たいていの求人票は、自分が採用しようとしている仕事を一度もやったことがない人が書いた願望リストにすぎない。
求人票は、候補者があなたの会社について最初に読むものなのに、その大半は他社三社の最悪のクリシェを切り貼りした脅迫状のように読める。あなたはユニコーンが欲しい。提供するのは卓球台。そして優秀な人が応募してこないと首をかしげる。
The Full Truth
on シード期スタートアップの「ロックスター開発者」求人広告
あなたは「株式とエクスポージャー」と引き換えに「混沌のなかで輝く」「ロックスター忍者」が欲しいらしい。ここで露わになっているのは、あなたが給料を払えないという事実だけだ。
- 01
給与はなし、すべて「株式とエクスポージャー」
Criticalあなたは割合を示さない「意味のある株式」と、お金の代わりに「業界での露出」を差し出している。選択肢のある候補者はそれを「払えないんだな」と読む。そして、それは正しい。現金のレンジを示すか、逃げ場のない人だけが応募する様子を眺めるかだ。
- 02
「ロックスター忍者」は要件ではなく告白だ
Notableこの言葉は、あなたが優秀さを解決した課題ではなく燃やした時間で測っていることをエンジニアに告げている。衣装を本当の仕事に置き換えなさい。最初の90日で何を出荷するのか、どのスタックで。
- 03
18個の「必須」が詰まった全部入りリスト
Criticalあなたは一人の採用者に、提示すらしていない一つの給料で、フルスタック、DevOps、モバイル、ML、そして「デザインのセンス」を求めている。それは四つの仕事だ。本当に採用したい一つを選び、残りは「あれば尚可」に落としなさい。
スピード感ある環境で輝き、いろいろな役割をこなし、業界の破壊に情熱を燃やすロックスター忍者開発者を募集!競争力のある給与+株式+エクスポージャー!
決済サービス(Node、Postgres、Stripe)を担うバックエンドエンジニアを募集します。有料ユーザーを200人から5,000人へとスケールさせるフェーズです。二人の創業者と直接働きます。給与65k-80kに加えて株式0.4から0.8%、EUタイムゾーンでのフルリモート。
要件:React 5年以上、Node 5年以上、DevOps、Kubernetes、ML経験は尚可、デザインの目、自走できる人、チームプレーヤー、情熱的、働き者、習得が速い。
本番環境でNodeサービスを出荷した経験があり、一つの機能を最初から最後まで自分で持つことに抵抗がないなら、ここで力を発揮できます。歓迎、ただし必須ではない:KubernetesまたはStripeの経験。残りはこちらで教えます。
- 1普通の人が声に出して言わない言葉をすべて消す。「ロックスター」「忍者」「家族」「いろいろな役割をこなす」。ページは即座に短く、正直になる。
- 2本物の現金レンジと株式の割合を一つ加える。できないなら、広告を直す前に予算を直しなさい。問題は広告ではないのだから。
- 3要件を、それがなければ本当に仕事ができない5つだけに削る。残りはすべて、はっきりラベルを付けた「あれば尚可」へ移す。
- 4実際の仕事と、誰に報告するのかを述べる三文で始める。尊敬するエンジニア一人に読んでもらい、「あなたなら応募する?」と尋ねる。ためらったら、書き直しなさい。
That was a stranger's job posting. Drop yours, I will go just as hard.
One coffee, from €2,99. No mercy.
真実はあなたのカルチャーデックよりずっと単純だ。良い求人票は、特定の一人に対して、実際に何をするのか、誰と一緒にやるのか、その対価はいくらかを伝える。それ以外はすべて、空っぽの箱についた飾りにすぎない。さあ、箱を開けよう。
- 01給与レンジを明記する。本物の数字を。「40k-90k、経験による」ではない。それは「払えるかぎりの最低額を払う」という意味だ。
- 02最初の三行で実際の仕事を書く。解決する課題、触れるシステム、出席する会議。
- 03本物の要件を4つから6つ挙げる。職場で教えられることなら、それは要件ではなく希望だ。ならばそう明記しなさい。
- 04チーム名、技術スタック、上司の名前を出す。具体性は、あなたが買える信頼性のなかで最も安いものだ。
- 05一人の人間がもう一人に話すように書く。声に出して読む。面接で言わないことなら、消しなさい。
- 登場してまだ三年のフレームワークに「5年以上の経験」を求める。誰かがスクショを撮るだろう。
- 「私たちは家族です」という文句。家族は、資金が尽きそうになった途端、15分のZoom通話であなたを解雇したりしない。
- リモートのデスクワークなのに、項目9が「情熱があること」、項目11が「ときどき20kgを持ち上げること」になっている14項目の「要件」リスト。
- 数字なしの「競争力のある給与」。そして、必死な人と現実が見えていない人しか応募してこないと驚いてみせる。
- 「いろいろな役割をこなす」を魅力として挙げる。それは魅力ではない。トレンチコートを着た三つの空席だ。